釣り竿は、使い込むうちに素材が経年劣化し、時には折れる恐れもあります。
しかし、幸いなことに釣り竿を、保険で補償することは可能です。
釣り竿の損傷に遭遇した場合、保険がどのように役立つか、
また、保険を利用する際に、注意すべきポイントなどを解説します。
こんにちは、こんばんは。
近畿釣り情報の管理人「hiro」です。
この記事は、折れた穂先のロッドを修理するために、
保険を使って補償請求から保険金受け取りまでの体験談です。
先日、ティップラン釣行での出来事です。初秋の晴れた気持ちのいい、日中のことでした。
秋のティップラン始めということで、コロッケサイズのアオリを数杯獲った後のことです。
トップガイドに、ラインがくるりと絡まったことに気が付かず、
やや強めに、速めのシャクリを数回入れた時のことでした。
「ペキッ!」
と、乾いた嫌な音がして竿先を見ると、トップガイドから3cm位の所で折れて、
穂先がプラーンとしておりました。
折れたロッドの姿を見て、頭が真っ白になり、しばらくフリーズ状態。
ロッドを折ってしまうと心も折れる。
しかし、今はまだ午前。
釣りは15:00まで続くのですが、予備のロッドを船に持ち込んでいたので
無理やり気持ちを切り替え、釣りを再開することにしました。
再開しながら、頭の中ではロッドを購入して5年ほど経過してるので
竿を折った人
メーカー保証も免責も対象外だよな~
修理にいくら掛かるのだろうか?
などと考えながら、ふとひらめきました。
竿を折った人
ん?
もしかして保険が使えるかも?
そうなんです!
車の自動車保険の特約で、"車内外身の回り品補償特約"というものに加入していたのです!
これは、自動車保険に付帯のオプション補償で、釣具などが補償されるものなんです。
契約車両で釣りに行って、釣り竿や、リールなど偶然破損してしまった釣具は補償の対象になるものです。
竿を折った人
よし!
帰ってから連絡してみるか!
その様な事を考えていると、気落ちが軽くなり、
予備のロッドでも、さらにアオリを追加することができました。
このあと、釣り竿の破損に関する保険の補償請求から、
保険金支払いまでのプロセスについて詳しく説明します。
竿を折った人
釣りの保険とは、
釣り中に偶然発生した事故やトラブルを補償する保険のことです。
釣り竿やリールの破損や盗難など、さまざまなリスクをカバーする保険があります。
名称や補償内容は、企業様やプランによって様々ですが、
今回、私が加入しているSBI損保さんの「車内外身の回り品補償特約」について体験談をお話しします。
竿を折った人
自動車保険に付けることができるオプション特約の一つです。
この特約は、契約車両で出かけて車内や車外に積載した身の回り品が、盗難や破損した場合に補償されるものです。
車で出かける際に、身の回り品を安心して持ち運べる便利な特約です。
竿を折った人
高価な身の回り品が補償対象となります
車両保険との違いは、車両保険単体では身の回り品に対する補償は受けられません。
車両保険は、車自体の損害を補償するものであり、車内に置いた荷物は車両の一部とみなされません。
そのため、事故や盗難で荷物が壊れたりなくなったりしても、車両保険だけでは保険金を受け取ることができません。
竿を折った人
車に携行していれば、どのようなものでも、
身の回り品補償特約の対象になるわけではありません。
その対象物品は、保険企業によっても異なります。
一般的には、以下のような物品が補償対象とされることが多いです。
具体的な内容は契約によって異なるため、契約書をよく確認することが重要です。
竿を折った人
SBI損保の、車内外身の回り品補償特約を利用して、補償金を請求する際は、
以下のステップを追う必要があります。
事故受付は24時間365日
「SBI損保安心ホットライン」に電話して事故内容を報告します。
竿を折った人
今回、私の場合は、2番から開始しました。
SBI損保の、車内外身の回り品補償特約で、補償金の請求を行うには、以下の書類が必要となります。
竿を折った人
私の場合、WEBページなどから以下を用意しました。
竿を折った人
必要書類の返送から約1週間後、電話連絡がありました
減価償却した時価額か、修理費の金額と、比較して低い方が、補償額となるようです。
その補償額から免責(自己負担額)3,000円を差し引いて支払いとなります。
今回は、減価償却した時価額の査定となりました。
このような流れで
保険会社に連絡してから補償金支払いまで
およそ20日ほどでした。
無事に、補償金は振り込まれたのですが、
一つ疑問が、
支払金額の13,964円についてです。
欲どうしい人
なぜ、この金額なのか?
このロッドの購入金額は、税込み46,546円もしたのに!
(もう少し多く支払ってくれてもいいのに。。。)
私が所有していたロッドはこれです。
電話連絡を頂いたときに、査定理由をたずねてみました。
すると、このような回答が、
「釣り竿を購入されてから5年以上経過しておりますので、減価償却で価値が減っております。」
「釣り竿の耐用年数は5年程度のため、5年以上経過している場合の最終残価は、購入金額の30%の査定となります。」
と、丁寧にご回答くださいました。
欲どうしい人
購入金額 46,546円 ✕ 30% = 13,963.8円
つまり、穂先が折れてなくても、
現在このロッドの時価額は13,964円ということみたいです。
使用頻度に関係なく、購入からの経過年数のようです。
私が契約している、SBI損保さんの「車内外身の回り品補償特約」について
補償請求から、補償金受け取りまでの体験談を説明させて頂きました。
竿を折った人
体感としては、連絡してから補償金受け取りまでの流れが、
とてもスムーズな印象でした。
この期間、およそ20日ほど。
私の作業は、 1. と 4. だけです。
電話対応も丁寧で、わかりやすい説明が、すごく好感をもてました。
そして、もう一つラッキーなことが、
今回使用した「車内外身の回り品補償特約」
竿を折った人
「ノーカウント事故」(事故がなかった場合と同様の扱い)となります!
つまり、等級が下がらないってことです。
通常、車両保険を使うと翌年度の等級が下がる場合が多いのですが、
「ノーカウント事故」扱いなのでラッキーでした。
今回、初めてこの特約を使用しましたが、
車に、高価な釣り具を積んで、運転する機会が多い人にとって有用な特約ですが、
保険会社や、プランによって詳細は異なるため、加入前にしっかりと確認することが大切です。
また、保険内容は定期的に見直すこともおすすめです。
竿を折った人
他社企業様の保険に、加入されている釣り人の皆様にも参考になれば幸いです。
「車内外身の回り品補償特約」から支払って頂いた補償金ですが、
竿のパーツ購入の費用に使う予定です。
使用していた竿は、2ピースロッドなので
穂先の方のパーツを購入しようと思います。
さっそく、釣具屋さんへ行ってきました。
竿を折った人
こんにちは~(笑)
このロッドのパーツは、おいくらですか?(笑)
毎度~(笑)
いらっしゃ~い(笑)
釣り具店の方
皆さんおっしゃるのですが
びっくりするぐらい
お高いですよ(笑)
釣り具店の方
竿を折った人
・・・!?
ドキドキ・・・
え~と~(笑)
その型番のパーツだと・・・
釣り具店の方
店内のパソコン画面を見ながら
お取り寄せになりますが、
25,000円くらいですね~(笑)
釣り具店の方
竿を折った人
!!!!!!
25,000円!?
ほら~
びっくりするでしょ(笑)
釣り具店の方
竿を折った人
まーまーのお値段ですね(汗)
(あせ、あせ)
こんな感じで結局、注文してきました。
毎度~(笑)
入荷したら連絡しま~す(笑)
釣り具店の方
家に帰って、メーカーWEBページで確認すると
「まーまーのお値段」が記載されておりました(泣)
そうすると、
(#1)23,000円 ✕ 消費税10% = 25,300円
25,300円 - 補償金10,964円 = 14,336円
竿を折った人
自己負担金が14,336円となります
少しの負担で済むと思ってたのに(涙)
この自己負担金の高い、安いは人によりますが、
竿を折った人
やっぱり
竿は折らないのが一番ですね~(苦笑)
今回、竿を折ったことは悲しいですが、
いい経験と勉強をさせてもらいました。
最後まで、お付き合い頂きありがとうございました。
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